日曜日, 6月 04, 2006

2つのが出会う時

原始的バドミントン講座 Vol.03

前回は、何にでも応用できる「超簡単な上達方法」について
お話しました。
バドミントンの良い視覚的なイメージが自然と体を動かしてくれる
という嘘のような本当の話でしたね。
試してみましたか?

目標とするバドミントンが言葉や理論でなく、イメージとして鮮明に
脳に焼き付いている方が上達は間違いなく早いんですよ。
今後、この「イメージ戦略」を「バドミントン脳」と名づけます。
練習中に「バドミントンする体」を作るのではなく
「バドミントンする脳」を作るように心がけましょうね。
体は後からついてくる!

「バドミントン脳」については、後々またお話しなければいけない事があるのですが、
今は純粋に分析などせずに良いバドミントンプレーをとことん見る事を繰り返してください。
(DVDでも録画したバドミントンでもなんでもOK。)

さて、話は本題に入ります。

あなたはプレー中に最低限、何を意識していますか?

・・・・
・・・・

シャトル?
自分?
相手?

どうですか?

上級者になれば相手のラケットや体勢、
ダブルスならパートナーのことなど
いろいろと意識しているかもしれませんね。

さて、もう一度、質問をします。

上級者、中級者、初心者に関わらず必ず意識しなくては
バドミントンにならないものって何だと思いますか?

・・・・
・・・・
・・・・
・・・・

はい。正解です。シャトルですよね。
シャトルを意識することなくバドミントンは成り立ちません。
誰しも「もっとシャトルを良くみて!」って言われた経験があると思います。

しかし・・・

・・・
・・・

実は、これ、

・・・
・・・

半分しか正解ではないんです。

シャトルを良く見たからといってバドミントンが出来るわけじゃないんです!
シャトルがラケットと触れ合って始めてバドミントンが成り立つんです。

あなたはラケットヘッドがどこにあるかを意識していますか?
あまり意識せずシャトルだけを追いかけてはいませんか?


ラケットヘッドがいつもより若干下にあった。
ラケットヘッドがいつもより若干右側を向いていた。
ラケットヘッドがいつもより若干左側を向いていた。

・・・・

フットワークがOKでも
ポジションがOKでも
体勢がOKでも
打ち方がOKでも
振り抜きがOKでも

いつもどおりのショットが打てるわけがありません!
安定感のあるショットが打てるわけがありません!
狙い通りのショットが打てるわけがありません!

ただ単純に

  ラケットヘッドがどこにあるのかを意識する

事から始めてください。

ラケットヘッドがいろいろな状況下で
どこにどうある方が良いのかは最初は考えないでください。

「もうちょっとラケットヘッドをあげてみようかな」
「ラケットヘッドの角度をすこし鋭角にしてみようかな」
などをいきなりやらないでくださいね。

ラケットとシャトルが常に意識できるようになったら
次のステップに進めばよいんです。


ラケットヘッドのことを忘れて、フォーム改造、フットワーク改造なんて事をしても
効果は半減です。それどころか、なんでうまくいく時といかない時があるんだろう的な
迷いやスランプさえ生みかねないですからね。

私は、私自身が最初に、このラケットヘッドの事を意識し、
バドミントンをした時の事を今でも鮮明に覚えています。

「えっ!俺、今の取ったの?」
なぜか勝手にラケットがシャトルを拾っていました。

ラケットヘッドとシャトルの二つだけを意識してみると
こんな不思議な現象にあなたも出会えるかも・・・
(不思議な経験があなたにも起こったら教えてくださいね。)


コメントもらえると元気出ます!    ・・・vol.03終了。


by ばみみん(現在30才)